80’sばかりのMY iPod

さっきまで仕事してた。草木も眠る丑三つ時、ドロボーさんとクリエイター系稼業の皆さんはオンタイム……からだによくないな〜。今宵はね、どうしてもみたいTVあるんですよ。今日逃してしまうとなんと3度目の正直。ここまでくると何が何でも見たいじゃない!? 締切も近いのになぁ。大丈夫かなぁ。
ところで、通勤にリスニングにといまや私の生活に欠かせないIPod。以前持っていたものより音漏れが少ないのを発見し、最近では堂々と鳴らしてますよ、80’s。深夜のテレビで80’sオムニバスCDの宣伝やっているけれど、あれに手出したらなんだか終わり? なんてこれまた意地張ってみているのですが、そんなもの必要ないくらいにIPodには80’sのお気に入りがいっぱい…! そう、今日見たい番組も実は私の80’sには欠かせないアーティストANRIと角松敏生が出ているのです。これにオメガがはいればもう最強!
 こころに残っている音楽って、結局のところ音を聴いてなにか映像が頭に浮かぶかどうか、なのでしょうね。最近もお気に入りはあるものの、悲しいかなふわりと薫るような絵が伴わない。ANRIの曲を聴くと、場所、しかも点単位で思い出せるんです。もちろんそのときの気持ちや、服装、車の中ならどんな景色が流れていたか、そのアルバムの前には何がかかっていたか……。そんな細かなところまでも、思い出すことができてしまいます。そうそう、フレグランスまで記憶が蘇るなんて、人間の脳って無意味に凄いかも。逆に言えば、そうやっていつまでも縛られていてはいけないのにな、と何十年もたってようやく最近気づきはじめました。まじ、遅すぎ。
 当時は2年日記なぞつけていて、去年の今日はこんなことしてたのかぁ、なんて思い出すのが辛かったり、楽しかったり。日記をつけてなかったら、ひょっとしたら鬱気味にはならなかったかもしれないし、醜形神経症にもならなかったかもしれません。いいコトも、悪いコトも、日記になると反復するからね。当時どん底だと思っていた頃が、こんなにも懐かしいなんて、2年日記の頃の私が見たら驚くかも。当時いつも流れていた音楽こそ、80’s。平凡ゆえに忘れてしまった感情の起伏を呼び戻さなくちゃね。